
採用されるコツは応募前から?採用担当者のホンネ
新しい環境に身を置くことは、不安や緊張感が常に付きまといます。就職や転職活動は「大変」「困った」「わからない」、誰しもが不安な気持ちを抱えながら頑張っておられます。そんな頑張っている方に向けて少しでも疑問や不安が軽減されるように、ペットサロン採用担当者のホンネをもとに採用されるコツを考えてみます。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
応募に関する記事の最後に「採用担当者は面接時に何を重視しているのか」に関してまとめています。ぜひ最後までお読みください。
気になる求人記事を発見!直接電話をしていい?
答えはNGです。ペットサロンは基本的に予約が埋まっており、あなたの電話を対応している間にトリマーさんは大切なお客様であるワンちゃんネコちゃんをお待たせしてしまいます。ただ単にお待たせしているだけではなく、常にシャンプーやドライイング、トリミング中であることを忘れてはいけません。特に冬の場合は、シャンプー後濡れている状態のまま時間がたてば、ペットの体が冷えてしまい風邪をひいてしまう可能性があります。これらのことを踏まえて電話ではなく求人記事のお問い合わせフォーム等から応募されることを推奨いたします。
採用担当者側のご意見として、求人記事に応募方法が記載してあるのにもかかわらず、直接電話をするという行為そのものが応募者に対して不信感を抱いてしまい、どんなに魅力的な人財であってもその後の長いお付き合いを考えるととても採用しようという気持ちにならないというお話を伺ったケースがあります。
応募者は採用担当者に1mmでもネガティブな印象を与えないようにするためにも、しっかりと準備をして正式な方法で応募するようにしましょう。
今忙しいから、応募するのはまず一社ずつ。これって正しい?
「忙しいから面接や連絡のやり取りが立て込んでも困る。」
「正直、応募する際に会員登録が必要だったり履歴書を準備しないといけないので面倒。」
応募者の方はこのような理由から、求人応募を1社のみにしようと考えておられる方が多いと思います。
ご自身の事情に合わせて無理なく就職活動をしていただくことがベストですが、もし、他に気になる求人記事があれば合わせて応募されることを推奨いたします。
その理由は、例えば2社どちらも見学面接を行った場合、店内の雰囲気や条件等を俯瞰的かつ冷静に判断できるというメリットがあります。比較検討することができ、よりご自身に合った就職先がわかり、就職後に納得感・満足感を得られ無理なく自分のペースで勤め続けることが出来る可能性が高いです。無理なく応募者が勤め続けることが出来るという事は、応募者だけでなく求人店もメリットがあるといえます。同時進行で就職活動を進めていただくことをオススメします。
スカウト制度のあるお仕事探しサイトにて、スカウトされた場合も要チェックです。少なくともスカウトした採用担当者はあなたのことに興味があり、前向きに検討してくる可能性が高いといえます。積極的に見学や面接をしてみてください。
トリマーとしての経歴に自信がない。応募することを躊躇してしまう・・・。
一つの決断があなたの今後の人生を大きく変える可能性があります。あなたの人生において後悔しないためにも、せっかく見つけた魅力的な求人記事はタイミングを逃さず応募したいものです。
トリマーさん募集の記事の大半は、経験者募集記事であり「トリマーとしての経歴に自信がない」と感じられるのも無理がないと思います。ただし、文章ではこの「経験者」のレベルを判断できないというのも事実です。長く勤めていた方は経験が豊富ですが、それだけでは技術レベルは分かりません。逆に、浅い経歴しかなくても、熱心に技術の特訓を重ね、知識を学び続けている方を、採用担当者はその熱量を魅力的に感じ採用されることも多いです。そして、今頑張っていて「トリマーとしての経歴に自信がない」と感じている方は、とても志が高い方であるといえます。常に向上心があるからこそ、視座が高く今の自分に自信が持てない可能性があるといえるでしょう。
あなたの経歴、意欲、人柄などを判断するのは応募先の採用担当者です。採用に関してはあなたの能力や技術面だけでなく、企業・店舗側の都合があります。あなたがどれだけ有能ですぐれた人財だとしても、企業・店舗側が求めている人財とマッチングしなければ不採用という結果は避けることが出来ません。タイミングがとても重要です。
まずは、物怖じせずに応募してみてください。
採用担当者は面接時に何を重視しているの?
ペットサロンの採用担当者に「面接で重視したこと」を教えていただきました。
・相性
・志望や意欲の熱量
・表情
・トリミングスキル
・身だしなみ
・ワンちゃんへの愛情
これらの点を踏まえ、面接時にはぜひ意識して取り組んでいただければと思います。
ヒント:「相性」に関して、私たちは自分と同じ反応をする方(同じタイプの方)を相性が良いと感じ、違うタイプの方を相性が悪いと感じやすい傾向にあるそうです。例えば、はっきりとした口調でテキパキしている採用担当者であれば、小声であいまいな口調のおっとりとした方よりも大きな声ではっきりと受け答えする方の方が相性が良いと感じます。ただし、あなた自身を押し殺して採用されたとしても、無理なく働き続ける事が難しいといえるでしょう。相手の方への誠意をもちつつも自分らしく、面接に挑むことをオススメします。