SNSやフォトコンテストが身近になった今、「うちの仔のかわいい瞬間をもっときれいに残したい」と思う飼い主さまは多いはず・・・。いざ写真を撮ろうとすると、わんちゃんやねこちゃんが動いてしまったり、表情が固くなったり、背景がごちゃついてしまったりと「思うように撮れない！」というお声をよく聞きます。

実は、ちょっとした工夫をするだけで、写真の印象は大きく変わります。今回の記事では、飼い主さまが気軽に実践できて、フォトコンテストで「目に留まる一枚」を撮るためのコツをご紹介します。今日からすぐに取り入れられる内容ばかりなので、ぜひチャレンジしてみてください。

自然光を味方にする

写真をきれいに見せる一番のポイントは、光の選び方です。特に午前中のやわらかい自然光は、毛並みがふんわりと見えてわんちゃんやねこちゃんの魅力が引き立ちます。

自然光だけで、写真全体がふわっと優しい雰囲気に仕上がります。

リラックスできる環境で撮る

カメラやスマホを向けると緊張してしまう仔もいます。そのため撮影前に少し遊んだり、おやつやおもちゃを近くに置いてみましょう。

自然な表情は、うちの仔の魅力を最もよく伝えてくれます。

背景を整える

背景が散らかっていたりごちゃごちゃしていると、せっかくのかわいさがぼやけてしまいます。

背景が整うと、写真の雰囲気が一気に良くなります。

小物は「引き算」する

飾り付けをしすぎると、視線が散ってしまいます。リボンやお花などは「1〜2点まで」とし、被毛色を引き立たせる色味を選びましょう。迷ったときはいっそのこと小物は置かないという選択肢もOKです。主役はあくまでわんちゃんやねこちゃんです。意外と、シンプルが一番かわいく見えることも多いです。

伝わる「テーマ」を決める

フォトコンで惹きつけられる写真は、その仔らしさや背景にあるストーリーを連想させるものが写っているものです。フォトコンの審査員や閲覧者は、「その写真の背景にある物語」に惹かれます。「なぜこの瞬間を撮ったのか」が伝わると、より魅力的な一枚になります。応募時にコメント欄がある場合は、シンプルで良いのでひと言添えましょう。フォトコンテスト自体に「テーマ」が設定されているケースもあります。テーマに合った写真かどうかを客観的に最終チェックすると良いでしょう。

連写モードでベストショットを狙う

わんちゃんやねこちゃんは表情の変化が速いため、連写はとても有効です。スマホの連写で10〜30枚ほど撮っておき、後から一番良い表情を選びましょう。目の瞬きのタイミング違いも比較できます。連射モードは、かわいい瞬間を逃さないための必須テクニックです。

目線の使い方で印象を変える

目線は写真の雰囲気を大きく左右します。たとえばカメラ目線の場合は、親しみやすく印象的です。目線を外した場合は、自然でおしゃれな雰囲気がでます。横顔や斜めアングルも「絵」になります。いろいろな目線バリエーションを試してみると、思わぬ名作が生まれます。

撮影前のブラッシングで仕上がりが変わる

ほんの少しブラッシングするだけで、毛の流れや表情が整い、撮影の仕上がりが明らかに良くなります。顔周りの被毛を軽く整えたり、腕や胸の毛をふんわりさせましょう。撮影前に、目ヤニなどの汚れを軽く拭き取りましょう。写真は“毛の質感”がとても印象に残ります。整えるひと手間が大切です。

さいごに

フォトコンテストで目を引く写真は、難しい技術よりも「ちょっとした工夫」と「その仔らしさ」が決め手になります。

飼い主さまにしか撮れない“うちの仔の魅力”を、ぜひ思いきり表現してみてください。